幻の月下の美人

sakuraniikari2006-08-12


 相変わらずの暑さに、汗びっしょりになって帰宅すると、隣の主人が「きのうきれいな花が咲いてなぁ」という。あぁ、あの花かと思って付いていくと、その花はもう終わりなのか切り取られ蕾が二つだけ残っている。玄関口にいくとすでにその花は、ぐったりとしぼみ、頭をたれていた。名前を思い出した。月下の美人だ。長く垂れた花びらは10センチはあろうか。昨夜11時半ころに開花したらしい。薄い葉の先から5個もぶら下がっている。昨日の夕方にでも知らせてくれたら、その艶姿を披露できたのにザンネンである。夏の夜大きな白い花が咲き、明け方にはしぼむので、人目にふれることが少ないらしい。