sakuraniikari2008-05-21

*あれから十日

中国四川省に大地震が発生し、連日新聞のトップを飾っていた災害の報道に、テレビの画像に心が痛む思いであった。毎日中国人と会話を交わしているが、最初はどうしても地震の話しになる。「今日は学内で献血があり多くの学生が献血に参加したが、中には400ccも献血して、すぐには歩けない人がいたとか、募金運動をしているが苦学生が多いので多くは出せません」と言う。
 もちろん日本の国際災害救援隊が活躍していることもよく知っている。

 企業で常駐している日本人によると、災害の大きさが分るにいつれ、社内でいち早く募金運動が行われ日本人は率先して寄金をしたり、テレビの画面に中国人と共に涙を流すなどはじめて日本人と中国人とが一体になったようだし、災害に関心をよせている日本人を真に信頼するようになった。外を歩いていても日本人と分ると「謝謝」と云われ救援隊の効果か本当に今こそ仲良く信頼してやっていけそうだといっていた。

 それにしても大きな災害だ。レンガを積み上げ、楷ごとにレンガの上に臥梁(鉄筋コンクリート)を回らし、その上に軽量のスラブを載せ、順次階上へと構築するやりかたは、縦横の繋がり耐力がないので、積み木のように脆い。

 幸いに中国の知人たちに災害を被った人はいない。残念にも亡くなられた隣人に哀悼の意を捧げ、僅かだが気持ちを寄金した。