静かに時は流れる
会話中突然「コケコッコウ〜」と聞こえた。鶏の時の声だ。それも一度だけではない。2度3度 と。夜の8時前のことである。昔はよくあったことだが最近はまず聞かれないのではないだろう か。昨夜中国と会話中のことだ。家の周りは高い土塀で囲われ、入り口は大きな観音開きの門扉
で出来、中庭がある。多分そこで飼っているのだろう。
会話中今度は「ボォン ボォン」と振り子時計の時を知らせる音、懐かしい音だ。話しを中止
して耳を澄ますと「チクタク チクタク」と時を刻む振り子の音が聞こえる。都会の騒音の無い
閑静な環境が察しられる。ぼくのところも負けてはいない。庭では秋の虫だろうか「チチチ」と か細くないていた。