甘くない

 研修生として働きながら日本語を学び、昨年末の日本語能力検定試験の2級に合格した楊さんが帰国して、1ヶ月近くになる。資格を活かして日本語を使う仕事に就きたい、ということを聞いていたので、中国の淄博市の知人に紹介し仕事を頼むと、欣栄人材服務有限公司の社長が今朝の10時に面接しましょうということになった。

 結果がわかった。会社は採用しましょうということになったが、なにしろ給料が安い。最近は日本語の話せる人が多く、日本が不景気で人材を求める企業が少ない為、会社も随分仕事が少なくなったらしい。本人は未だ帰国して間がないし、当分休んで考えて決めると言っていた。