小さな町まで

 有史以来の大震災から1週間が過ぎた。最大の関心事は、福島の原子力発電所放射能を、いかに防ぐかに焦点が集まり、自衛隊、警察、消防の協力により、なんとか大量の水を注水することが出来ひとまずはやれやれの状態になつた。


 テレビに釘付けになるわけにいかず買い物に行く。ぶらぶらと店内を歩くうち、ある一角だけいつもびっしりと商品が並んでいるのに、隙間が多いところがあった。今流行り(はやり)のというと可笑しな言い方だが、乾麺の棚のラーメンが少ない。店頭表示には「乾めん類はひと家族6個にしてください」とかいている。買占めだろう、被災地に送るためと思われる。まさか先で品不足で買えないのを予測して買っているのであれば、本当に食べたい人に迷惑を掛けることになる。東京に住む娘は、乾物類はとても少ないが特に必要でもないので買わないので別に不自由はしていない、という。


 物資が不自由なくまわるのは何時になるか分からないが、日本国民は一致協力して、お互いが我慢して復興のため頑張ろう。