和諧号

 23日、中国高速鉄道で死者怪我人が多数出た和諧号には、私も乗ったことがある。日本の高速鉄道新幹線では考えられない追突脱線事故、真相究明も未だ不明のまま、事故車両を地中に埋めたり、高架上に散乱している残骸もそのままで今日はもう営業を始めた。多くの死傷者を出しながらのこの神経、ある中国人に聞いた。「中国は貧乏の国だ。人も多すぎる。100人や200人死んでも、経済発展のためには仕方がないでしょう。事故の原因は分かっているのだから、鉄道に乗るのを待っている人のために早く動かした方が国のためにも良い。中国と日本は同じではない、違いますよ。」

 それはそうだ。全然違う。本人もこのやりかたが正しいとは思っていないだろう。日本が素晴らしいことを知ってはいても、他人の中傷は受け入れられないプライドの高さから出る言葉に違いない。