矢張りそうだった

 中国の反日デモ騒ぎで、なんだか中国人と話づらい思いがしていたが、昨日、今日と忌憚なく話すことが出来た。

 市井のおじさんと、若い日本企業に勤める娘さんに大学教師の若いママさん、話は近況から反日デモに変わってもいつもの通りだった。

 大連は日本企業も多く、会社も何か影響を受け、中国人でありながら肩身の狭い思いで勤務しているのかと案じていたが、デモはあっても暴徒になるような騒ぎはなく、全然関係ありませんということだった。きっと庶民の生活も豊かで不満分子が少ないのだろう。


 一方若いママである大学教師は延安だ。「デモはありません。大学も封鎖されています。悪い人が若い大学生を誘い込んで単純な学生が暴徒になるのを防ぐ処置です。マスコミも誇大報道でよくない。胡 錦涛と日本の首相が話し合えばいいでしょう」さすが日本が好きで、独学で資格を取り翻訳家を目指す最高学府の先生ならではの常識理性溢れる言葉だった。

 暴徒による被害は、尖閣諸島の購入費の10倍以上にも上るとか、デモるのは仕方がないが暴徒化は損だよ。