樺太

 来月15日は第二次世界大戦が終了した日です。あれから68年になります。先日シニァスポーツで体育館内をウォーキング中、隣に並んで歩いていた女性から韓国にツヮーで行ったとき、自由行動で休戦地帯の板門店を観察、北朝鮮の兵士に銃を向けられ怖い目に遭った、という話から、実は私は樺太からの引揚げ者ですと告げられました。

 彼女は公民館活動で同じ仲間です。姉上も元仲間でした。

 樺太なんて若い人は何処に在るのか知らないだろうと思います。北海道の稚内の北、宗谷海峡を挟んで樺太があります。北はソ連南は日本の領土でした。ソ連参戦までは日ソ両国民とも仲良く学校で学んでいたといいました。大統領のプーチンのような白い肌の学友が多く居たということです。ソ連参戦と共に南樺太に侵入、物品を要求する無学な兵士もいたようで、女性は丸坊主になって身を守った日本人もいたようですが、日本に引き揚げず樺太に永住した日本人も多くいたようです。ソ連人も日本人にうまく溶け込んで仲良く暮らしていたことが伺われました。

 同じ引揚げでも追われるように財産も奪われた朝鮮とはかなり違うようです。よく言われる歴史問題、朝鮮人だと卑しみ差別していたのかも知れません。これからも涼しそうな樺太での少女時代のお話を聞くのを楽しみにしています。