セカンドオピニオン

 友人のOさんは、直腸の腫瘍切除手術のため、今週入院し来週には手術が決まっていた。人工肛門になり体外に排泄用の袋をいつも着けた生活になると聞き、私はなんとか人工肛門にしない医療法がないものか調べていた。

 日本に名医はたくさんいました。やはり関東が多く、近くの熊本にもいることが分かり彼に「担当医に話したら」といいましたが、担当医の面子もあるだろうから言えないということでした。ところが私も含め他人が助言するのに動かされたのか、人工肛門で検索したら、私たちが言う病院が分かったので電話をして、今週の金曜日に熊本の病院に行くことになったとしらせてきました。

 この病院の山田先生はこの道の権威で三本の指に入る名医です。セカンドオピニオンとは、納得のいかない医療を受けている患者がもっと良い医者を紹介してもらう制度のようです。本当に患者を救う気持ちがあるなら医者の方から助言したらと思いますが、患者一人を手放せば営利が絡むからでしょうか、話はなかったということです。

 今日の彼は人工肛門にしないで、治療できそうなのでいつもに増して明るく喜んでいます。