大連からの便り  

 昼過ぎ帰宅して間もなくパソコンが、ピッピッピッとQQの呼び出し音が聞こえました。朝私が呼びかけたときには不在でした。しばらく音信がなかったので、子供が生まれて親元にいるのでは思っていました。

 呼び出しは中国の大連からでした。思った通り芳芳からです。オンラインゲームを運営する日本企業で働いています。

 子供はまだできなく元気で働いていました。月末には会社まで1時間半のところの26階建てのマンションに引っ越すようでした。その6階に居住するとのことでした。今までは戦前日本人も多く居住していた地区で、市内電車も走りなんとなく日本にいるような気持ちになるよいところだったようです。

 王霞が工学博士になったことも伝えました。今夜はその喜びを分かち合う会話が弾むことでしょう。