sakuraniikari2006-04-10

*ドキュメント赤ひげ

昨夜、ベトナムで赤ひげ眼科医として、多くの人々を救済している番組を見て、感銘した。先生の氏名は、服部匡志42歳。先生は勤務医とか開業医ではない。フリーの医者として、南は九州、北は東北と、病院・眼科医院へ難しい手術の依頼で多忙な先生である。
先生は山口県のどこかの病院でも執刀、日本に居るのは半月足らず、新幹線、駅のホームでの食事も再々である。
先生は以前ベトナムに行った時、医療技術が未熟のため、止む無く失明する患者が多く、また手術料の200〜300ドルが無い為、やむなく諦める患者が多いのを知り、自分の手で救おうと、手術料は無料で、ベトナムハノイ市を中心に活動されている。病院に行くと、数十人の患者が待っている。網膜増殖症とか、難治症の網膜はく離などで、失明している患者で、手術で治る人は高度の技術で、モニターを見ながら内視鏡を使い行う。勿論大勢のスタッフは熱心に見学する。術後の器具の消毒後片付けも、汗を流してやる。それを見てベトナムの先生も技術を学ぶようである。
ある日殆ど失明に近い17歳の少年を診察、「見えるようになるよ」と励ます。先生は「この子の未来に明かりを灯したい」と手術、やがて退院、家に帰った少年が兄弟と、サッカーボールを蹴っていたと知らされ、目を潤ませて喜ぶ映像を見て感激した。
先生は、「患者は家族と思え」と言うのが口癖。言うだけならたやすい。それを実行出来るのはなぜなのだろうか。