喫煙を断つつらさ

sakuraniikari2006-07-02


 昨日からタバコの値段が上がった。
テレビなどの報道によると、値上げ前日には、値上げ反対の愛煙家の小さな抵抗による買いだめで、平日の3.4倍も売れたとか、またこの際に本数を減らすとか、買ったタバコが無くなったら、やめますという人もいた。
20年前、在京時、ヘビースモーカーであった私に同窓の彼女が、「あなたの肺の中はアスファルトよ、やめたらご褒美あげるわ」この一言に発奮、数を減らしてだんだんやめようと計画したが、かえって増える始末、ガムや飴玉をしゃぶってタバコの代わりと思い始めたが、タバコも欲しくなり、両党使いで効果なし、タバコが無くなれば、必死で自販機を探して喫煙していた。
ある日、財布を忘れ、タバコを買おうにも買えず同僚のを気兼ねしながら吸わせてもらった。その時の恥ずかしさがヒントになり、タバコを持たず、金を持たず、ガムをかみかみ喫煙を紛らわした。それでもいけないときは、ニッケをくわえた。会社に行けばまわりは全部喫煙者、その苦しみは「ご褒美」の一言が励みとなつて一か月後には完全にやめることが出来た。さてそのご褒美は、彼女所属の有名化粧品会社の化粧石鹸であった。爾来、せきが出るのが慢性化していたのが改善され、ニコチンが切れたときの苦しみから解放され、現在健康でいられるのも、タバコをやめるきつかけを与ええ呉れた、彼女の一言が大であると感謝している。