可愛的上海人

sakuraniikari2006-06-29


 4年後の万博を意識して「愛される上海人」をキャッチフレーズに、マナーを徹底的に普及させる、「礼儀学習」の活動をスタートさせたという上海の記事を見た。
 上海人に限らず中国人のマナーはすこぶる悪い。
街を歩けば、道路につば痰を吐く。ごみを捨てる。交通ルールを守らない。乗り物に乗るのに並んでいても、後ろの者がわれ先に割り込んで殺到する。立小便をする。歩道を横切るように洗濯物を干す。(これはどの地方に行っても見られる)
中国に行ったとき、逗留する家はマンションの4階だが、階段に、つばをはき痰を吐き吸殻を捨て、ひまわり、ピーナツの殻を撒き散らし、ゴミを捨て、非常にマナーの悪い連中がいたが、毎日私が掃除していたら、だんだん捨てる人が少なくなつた。彼らも悪いことは分るのだが、習慣はなかなか改められるものではない。ゴミ箱がない、公衆便所は有料だし数が少ない。交通を取り締まる警官が少ない。汚しても「汚すな」と言う人がいない。うかつに言えば刺されるかもしれない。触らぬ神にたたり無しで忠告する人はいない。
日本だって今でこそ美しくなったが、何十年も掛かっている。自分さえ良ければいいと思っている人が多い中国では、四年やそこらでマナーが良くなるとは考えられない。