長電話

　我が家に遊びに来た娘たちが一番楽しみにしているものといえば、故郷への電話であろうか。公衆電話で通話しても、かなりな時間を費やしているが、固定電話だと料金が、半額くらいですむため、親はもとより、おじ、おば、きょうだい、友人あらゆる知人にかける。国際電話のプリペイカードが数社販売されていて、上手に購入すると定額の半値近くで手に入る。ＮＴＴ国際だと１分４０円以上だが、カードが安ければ公衆で１４円くらいですむ。家だと、７円しかいらない。
　このたびも、電話機をノンタッチで通話していたので、内容が少しは解る。ひとりの娘は父親と延々３０分以上話をしていた。母親、弟、おばさんとか余り変わった話ではないょうであったが、笑いも交え楽しく話している。私なんか娘とそんなとりとめの無い長話をしたことがないので、羨ましくなった。聞くと母親より父親との話が多いとの事でこの父娘は幸せだとつくづく思った。