小さな心

 収集場にゴミを置いて帰る時、今度は男児1名女児2名の子らの後を歩くことになった。女児1名は1年生、あとは何年生かな?ランドセルの黄色のカバーで解る。近づいて話かける。「1年生と何年生かな?」少し大きな子「3年生よ」と返事が返ってきた。と、もう一人小さな女の子は何年生かと、名札を見ると1年生である。おもわず「1年生は黄色のカバーをしているけれど破れたの?」と聞いたが返事はなかつた。会話が出来なくなった。「バイバイ気をつけて」の送る言葉もどこか控えめになった。なにかの事情で付けられなかったのであろう。要らぬことを聞いて彼女の小さな心を傷付けたかもしれないと反省しきりの心境である。