どっこい生きている
連日E組諸先輩の大津島の戦跡探訪記をみて、あの当時の若者の一身報国の志をあらためて認識し、深く感銘を受け胸が熱くなる。
週三日通院する道程は県道を横切って古い町並みに入る。一部にはどっしりと白壁で居を構えた商家もある。その一角に白壁に寄り添うように、新旧一体、近代的な自動販売機と、その横に、身をちじめるように、古代の鋳鉄器の赤いポストがまだ現役で立っている。
なぞなぞ、”口から食べておなかから出すものなーんだ”のあのポストである。バックの白壁の家も古いが、このポストも八十年以上も無言で町民のために立っているという。
町内にはもう一箇、麻郷のあるところで現役奉仕しているのをご存知だろうか。