経済発展の陰に

 著しい経済の発展を続ける中国、マンション、住宅等は日に日に上昇しているということは体験して知っていたが、毎日必要な野菜、肉、又人件費などが高騰しているとは思わなかった。

 3年ほど前だったか、年末にバスに乗ったところ1元高くなっていた。聞いたら年末正月だけ高いという。公共のバスが、日本では考えられない、これが中国なんだ。新聞にも「年末年始の運賃上昇を抑制する」と書いていた。(農暦。旧正月

 主食の、買う慢頭が2個で1元、これはずーと変わらない。野菜は本当に安く日本円に換算しては安いのに驚いていたが、スーパーでは「無刺黄瓜」キロ62円、「カリフラワー」キロ72円、写真のは47円位か。

 もっとも驚いたのが賃金の高騰だ。人は余っているのに。今の店の前身、
3年前ボーイが食住付きで300元が今750元、コック800元が今1300元になった。他の職業も多分上がったのであろう、道理で最近電気自転車の人や軽四に乗っている人が多い。

 地方都市のここだからこの程度だが、大都市はまだ高騰しているに違いない。飲み食い放題100元から、懐石料理で700元、一人12000円ですぞ。この中国で。貧富の格差は広がるばかりの中国だ。