平和への願い

 広島の平和記念公園、そうして記念館見学を熱望、展示物など資料を丹念に撮影、ビデオに納め持ち帰った中国人に電話をした。

 平和を愛するクリスチャンの彼女、日本の最大のみやげにと、ビデオを家族に公開した。悲惨な資料映像を、ものも言わず真剣に悲しみの顔で見ていたという。

 このことを弟が学校の先生に話したところ、ぜひ見せて欲しいといわれ貸し出したら、こんどは全校生に見せることになったという。

 「戦争をおこした日本が悪いから天罰だ」という者は一人も居らず、原子爆弾の恐ろしさを、そして戦争の残虐悲惨をあらためて知り、平和日本の姿を見た子供たちが、むしろ日本に同情的だったというのを聞き、私もこの撮影を手伝って本当に良かったと思っている。

 おりしも平和主義、核撲滅に一生をかけ、凶弾に倒れた伊藤前長崎市長の死を話すと、非常に残念がっていた。
 平和を愛する彼女がしたことが、たったひとにぎりの中国人にではあるが、核の恐ろしさを知ってもらえることに役立ったことに私は「有難う」と何度も電話の前で伝えた。ありがとう!!

  

  クリックしてください