謹賀新年

 新年を東京で迎えるためバスで行った。30人くらいで満員だが半数にも満たない人数で大変快適だった。そうして昨夜八重洲口南で乗車、やはりゆったりとした環境で今朝早く帰宅できた。心配していた就眠も殆ど眠っていたように思う。高速で走るためごうごうと音が聞こえたときは目が覚めたときだ。自分としてはまぁまぁであったと思う。

 東京は年末正月とも非常に天気がよく、富士山が毎日真っ白い姿を見せ、すがすがしいい。初詣は近くの稲荷神社にいく。昼から行ったのに延々と続く参詣人の列には驚いた。拝殿に向うのにも数歩進んでは止まりの繰り返しで2時間もかかり、大判焼きでもそれと同じように待たねば買えない。屋台のテントでおでんを肴に飲む酒は美味かった。値段は倍もした。
  

 浅草寺も同じで、雷門から遠く離れたところが最後尾で3時間もかかる。外人観光客が多かったが、正月には着物姿で参拝という人が少なく、割りと多いのが旦那の着物姿だった。着なれ、雪駄を履きなれたその姿は江戸っ子の粋さが感じられた。

 皇居参観の人も多く、普段は車などでの侵入を防ぐため並べられている外堀側の3トンの石、二重橋側の1トンの石もかなり取り除かれ、広い広場がなおさら広く感じられた。ジョギングする人が正月早々から走っていた。

 娘の家族は4人だが、娘と旦那に老いた父親のひとり暮らしを心配して、「元気なうちに出て来い」と何度も勧められるのは嬉しいが、なにもかもうっちゃって身体ひとつで早く!と言われるのには即答できなかった。ぼちぼち考えなければならないのだろうか。