ふれあいの会

 今年はじめてのふれあいの会は、欠席者3名だった。その3名も、年は元気で越したようでみんな安心する。恒例の”としのはじめ”をハーモニカの伴奏でなんとなく厳かに歌う。皆、小学生時代の元旦の式を思い出したような雰囲気になった。

 ビンゴゲームで、球出し、番号読みを手伝い、運よく雪平鍋(牛乳などをあたためるのに使う鍋)を当てる。年末に木製の柄を焼き焦がしたので、丁度よかった。

 会員の方が、非常に珍しい、この地(麻郷)を歌った歌詞を書いたものを披露した。これにはが存知の地名、建物、などもあれば、はてな?と思う言葉もある。


 麻郷名所を 尋ねて見れば、高松八幡 八海橋、惣田山に 招魂場、麻郷三越 品は吉田屋、分限中野屋 小松屋本家、熊毛富士には 塩浜煙る、山に城山 水晶山、川は新川 八海川、寺は真宗 西円寺、南山先生 石碑を訪うて、沖は戎の 港に出れば、漁船帆船 数多く、料亭旅宿 造船所、水場竜宮 手にとる景色、夜は渡しの 船こえて、新地通いの 月が良い。 麻郷名物 数えてみれば、米のなる木は 瓦に塩に肴に木綿、織布工場にゃ 女工さん、恋の歌声 勇ましや、叺むしろや こもの類、浜子にお寺に 朝鮮下り、村長尾上 医者志熊、書平原内に 絵者小野嶋、古学者は 清湖老人、お菓子に 羊羹、松栄堂の 安いは三秀堂、八海の濱には 塩干狩り、肌白魚の 乙女たち、ゆもれき裾に 貝拾い、又の見物は 同じ濱、立て網打ち網 面白や、皆見にござんせ 麻の郷。

 見ると、意味の分らない言葉もあるが、よそ者の私も、知っている所もある。尾上村長は、明治34年〜42年,大正6年〜10年まで2度も村長を勤めていたらしい。