ボランティア

 朝起きてテレビを点けたところ、画面いっぱいに火災の赤い炎と黒煙、どこだろうか、と目を見張る。落ちて切れた高速道の端で止まっているバスの映像、15年前の今日の朝のことだ。目を疑うほどの阪神、淡路の大地震の悲惨な報道だった。

 当時関東にいた私は、会社でも災害復旧支援に向け用意していた。勿論ボランテェア活動も含めてだ。日が経つにつれその支援の数は増えたが、大規模の支援は初めてだし、現地の交通を含めインフラ、など障害が多く慣れないこともあってスムーズに、十分の活動が出来ないという情報で、会社からの活動は中止になった。

 それを機に日本のボランテェア活動が本格的になり、国内の数多くの災害支援で経験を積み、現在は国際的な組織になり、中国の四川大地震でも、多くの人が参加活動支援した。いまだに残留して現地人に溶け込み、信頼を得て活動を続けている日本人がいるという。