unicef

 突然のお便りをお許しください。
 あなたの力を必要としている子どもたちがいます。

 始めまして、私はアンソニー・レークと申します。ニューヨークにあるユニセフ国際連合児童基金)本部で、最高責任者である事務局長を務めております。
 という書き出しでユニセフから手紙がきた。ユニセフは世界の子どもたちのために活躍する国際機関だ。いまや経済大国になった日本も、かって戦後の食料不足の折援助を受けた。学校給食の脱脂粉乳、毛布、衣料の原料、医薬品、また災害時の緊急援助等65億円にのぼる。

 今も3.6秒にひとり、幼い子どもが5才の誕生日を迎えることなく亡くなっているという。これらは飢えや病気、紛争や災害に巻き込まれる人達が殆どだ。テレビでよく目にする骨と皮の母子、アフリカのケニヤ地方の画像だ。あれを見て心が痛まない人はいないだろう。

 われわれの拠出するたった3000円で、子どもたちの免疫力を高め感染症に罹りにくくビタミンA(1年間分)を1500人の子どもに投与できるという。