中秋の名月

 期待していた名月は残念ながら見ることが出来ない。中国では家族円満、遠く異郷の家族を、友を思い、国家的行事で休日になっている。去る日、日本領海の尖閣諸島で、無法を犯し捉われの身となった漁船長の身を、今夜の名月を眺めて遠く思う中国国民は数知れないだろう。この問題、中国国民は名月を眺めて冷静になることをのぞみたい。

 名月とはいいながら、「今夜の月は満月ではない」と言い張る中国女性に反駁したが、我完敗す、に終わった。”15的月亮、16圓”(15夜はきれいだ、16夜はまるい)という歌を子どもの時歌いました、と。そこでこちらも意地をはり調べたらその通り、月齢13、8で欠けており、輝度は今夜の月が優れていた。

 むかし、”月が鏡であったなら”という歌があったが、今夜の月を眺め娘、孫、遠く異郷で暮らす甥一家の安泰を願うことは叶わぬが、思いはメールを発信し伝えよう。