中国の野望

　中国は２４日夕から、中国の漁業監視船２隻を尖閣諸島沖の日本領海への接続水域へ派遣したと発表した。今度は我が領界で操業する漁船が、中国の領海侵入で拿捕されかねない雰囲気になってきた。

　丹羽大使の中国外務省への会談申し入れを拒否、このパイプの切れ目に乗じ我が領海を中国領土に編入するのではないかという恐れを感じる。

　逮捕されていた漁船員が釈放され帰国したときの画像はまるで英雄の凱旋帰国のようで本人も民衆も勝ち誇っていた。日本はまさに悪者である。

　いまの中国は、対日強硬派が勢力をつけ穏健派も手が付けられなくなっているような気がする。このように彼らが増長するのは日本外交の弱腰に有ると思う。我が家に侵入、財産を奪い逃走中に暴力を振るった犯人を逮捕したが、親に文句を言われ、その剣幕におそれ解放するなんて何処の世界に有るか。月末にはＡＳＥＡＮで会議があるが、中国の代表は会談に応じるかさえ危ぶまれる。例え出来ても一方的に領土権を主張されるのではないかと心配している。