清明節

 中国は墓掃除の日ともいわれる清明節で、2,3,4日と連休のところが多い。墓は土葬なので、1年の間に土は流れ、草は生えるので草をとり補修をする。供え物には、肉、魚もある。仏教ではないからだろう。

 紙銭も大事だ。これは亡き人が、あの世で生活に困らないようにという考えから供える。最近はテレビとかの高額電気製品から、高級自動車の模型もあるらしい。勿論それだけ生活が豊かになったということだ。

 これら紙製品を燃やし、空高く揚がれば故人も喜んでいるということだ。亡き人は、天上で家族と同じように、高級自動車を乗り回し、好きなものを買い、電気製品を使い、大画面の液晶テレビを見て幸せに過ごしてください、と思いやりの考えだ。これは道教の精神からきているのだろう。