やれやれ骨折り損のくたびれ儲け

 先月、農協から、亡き義父の組合に出資している金額に対する税金などの知らせが届いた。今までは金額も僅かだし意にもとめずにいたのだが、預金通帳のことが記されていたので、通帳は無いことを知らせた。「義父は死亡したのでどこにあるか分からない」と。それなら死亡届けを農協に出してください。出資金は解約返済します。相続されるのは奥さんですか?「いいえ、死亡しました」


 金額は僅かであるが、義父の父母からの戸籍謄本、私の謄本、相続人の孫である私の娘の印鑑証明はもちろん届け人の私の印鑑証明も必要だ。これらのものを添付して書類を出してくださいといわれたとき、「そのような面倒なことをするのなら要りません、寄付をしてもいいです」と大見得を切った。

 それでは職員も困るので懇切丁寧に書き方などを教えてくれた。ちょうど盆も過ぎたが残暑厳しい中、汗を掻きかき役場農協と走り回り今日やっと届書を提出出来た。しかし、私には一文も貰う資格はない。