* 稲刈り


 部屋から見渡す北は殆ど田んぼだ。

 その一角洗面所の窓の向かいの田で昨日から稲刈りがはじまった。広さは見たところ6,7畝(約6,7アール)だろうか。

 いまにも降りそうな空模様の中、田の外郭から刈りだし、途中からは奥さんが刈った稲束を揃えだすと、刈る方は田全体の3分の1から刈りだした。そのあとにナル(刈った稲束を懸ける竿)をたてた。実に手際がいい。午前中に稲はほとんど刈り、2本のナルをたて稲束も半分は懸けた。

 昨日は二百二十日、今まで稲を傷めるような台風もなく上出来の作のようだ。

 今日も稲刈りは早くから始め、同じ広さの面積をこの時間4時には作業は完了している。私も稲刈りの経験があるがいつも”借りてきた猫”と悪口を言われ農作業は苦手で嫌いだった。