中国人的面子2

 北京で日系企業に勤め今月末で、企業が撤退のためやむなく退職の憂き目に会い就活中の友人と久しぶりに話すことが出来ました。昨日のブログの当人とは故郷が同じで、年末には結婚することになっています。彼女は日本語の学力をもっと使いたいということで、私は大連のゲームソフトを作る会社を紹介しました。日中韓の従業員がフル日本語で働くところです。

 しかし、彼女は辞退しました。恋人と結婚しても離れ離れになるからです。当然です。私はいくら日本語が好きでもそれが本当の気持ちだと思いました。日本語が好きな彼女は母国語を日本語に訳す仕事に就くのが最終目的です。夢があります。


 彼女は北の友人より5歳若いのですが考えることはしっかりしています。夫婦生活が壊れるかもしれないときに面子なんて捨てればいいでしょう。生活を確実にして幸せもとめるのが肝心でしょうといいます。

 北の友人たちも言われなくてもそのくらいは判っていると思います。彼らのいう面子は幸せを壊しても守り抜く価値があるのでしょうか。

 14日の土曜日に彼は彼女の元に帰ってきます。面子を捨てて良い方向に進むように話し合いがされることを祈っています。