墓参

 新年になり予定通り墓参をしました。田布施町と下関にある実父母と戦死した兄の墓です。海が好きだった父が、海の見える高台に父が生前建てた墓です。何千いや万とあるかもしれない墓地です。亡き妻と30数年前に墓参して以来です。

 その時の記憶はうろ覚えでした。肝心の墓地の近くまでは行かれるのですが探すこと1時間やっと墓地に着きました。それから墓を探すのに20分くらい掛かったでしょうか、戦死者の墓は先が尖っています。それを目当てに、型は小さく、近づいたとき兄の名が一字入った法名が目に付きました。間違いなく兄でした。あとは近くに有ると覚えている父母の墓です。兄の墓から6基目にあるのを確認できました。38年前父が亡くなり、その明くる日、母が亡くなりました。「お前百までわしゃ九十九まで」という言葉通りの人生でした。

 本当に今日は嬉しく思いました。すでに父母の年齢を越した私ですが、いつまでも元気でまた墓参りをしたいと思っています。