決断
九州の病院から帰ったOさんは決断したようです。
高野病院の先生に「命が大事か、肛門が大事か、よく考えてみてください」と問われたようです。「勿論命です」と答えたのは言うまでもありません。
周東病院の先生も高野病院の治療法に興味を示されたようです。しかし、年齢的に無理だということ、癌の再発の怖れも考えて人工肛門を付ける手術をすることにしたようです。
この人工肛門の人のため専用のトイレが有るのを私は光市の公園で初めてみました。身障者として認められているのです。車椅子で入れるスペースがある立派なトイレでした。温泉好きなOさんが心配していた入浴も、人工肛門に蓋をすればなんら差しさわりがないことが分かり、長生きが出来ると希望を見出したようです。