相撲

 大相撲の名古屋場所がはじまりました。初日そうそう満員御礼の垂れ幕が下がる人気です。

 この名古屋場所は、最初は金屋体育館で興行されていました。相撲好きの私は友人たちと初めて見に行きました。もう50年前のことです。梅雨時で雨天でした。その時の記憶は殆どありません。小学生の時、市で興行していた大相撲の出羽の海部屋の八方山が学校に来ました。それ以来相撲が大好きになり、砂場でよく稽古をしました。

 身体の小さい私は、まともに当たれば簡単に負けます。でも夏休みの各地の相撲大会に出場しました。学校にも大会場にも土俵が有り見物人もたくさん見にきました。私の取り口は動く相撲です。付いたあだ名は”ちょろ”でした。

 5年生の夏休みに三越裏の大会に出場しました。相手は他校の同じ5年生で身体の大きい子でした。「ハッケヨイ」で立ち上がったときにはすでに相手につかまっていました。動きもままならず相手に引き寄せられたと思う間もなくきれいに投げつけられました。

 相撲を見ていても、小さな力士が技で大きな力士を倒す取り組みが好きです。十両に落ちたけれど”里の山”のファンです。