おとっとっ その手にゃのらない

sakuraniikari2006-02-20

昨年11月中旬から、上海駅に近い小さなホテルを拠点として、観光することにした。三人房で一日120元(1,800円)食事は外食で済ますことにした。
中国庭園が有り、昔の軒の反り上がった古風な建物が多い豫園商場、市の西方に有る上海動物園、どこを巡り歩いても物珍しく、足に豆が出来るほど歩き疲れた。
人民広場から、西に伸びる南京中路は、3km先が外灘で、対岸にはテレビなどでもご存知の、東方明珠塔が空高く聳えている観光名所だ。
南京中路はデパート、レストラン、銀行、一般商店の立ち並ぶ大商店街で、歩行者天国の路上は人々で満ち溢れている。ある日のこと、娘が懐が淋しくなったということで、日本円を交換するので銀行を探しに行ったら、交換屋に出会ったというので連れてきた。二人である。すぐ交換するのかと思ったら、ここは人が多いというので、彼らとデパートに行く。エレベーターの隣に精算所があり、そこにはお札計算機があった。1万円は700元。6万円で100元が42枚。計算機にいれてパラパラパラと42枚。娘も私も確かに見た。彼はそれを取ると彼の右ポケットに、そしてすぐに出し娘え渡す。6万円は渡さず中国元を数える。4枚足らないと抗議する。彼はそんなことは無い、外に出ようと外で同じ事をやる。数えてみるとまた足らない。娘は「你們壊人」あなた達は悪人というと、彼らは「你伶俐」賢い、と捨てぜりふを残して遁走した。私だったら恐らくやられていただろう。それにしても見破って、彼らをしてマイッタと言わしめた娘の眼力には、脱帽大いに褒めてあげた。