sakuraniikari2006-04-01

*おー神様

今朝ふと目が覚めた。外はもう明るい。何時だろうか?と右手を伸ばし時計を見る。あっ、無い。時間は7時、無い、無い、四六時中しているブレスレットが無い。布団を跳ね除け探すが見当たらない。自分で鼓動が激しく、血の気が引くような感じを覚える。
昨夜脱いだ衣服、炬燵の中も探すがどうしても見つからない。昨日車の掃除をしたので、その時外れて落ちたのかと、車の中、車庫中を探しても無い。どうしようか、昨日病院に行ったので、ひょつとして落としたかも知れないので、行ってみよう、と思う。
どうしてこんなに必死になって探すのか、それは、おばあちゃんの形見だからだ。おばちゃんは台湾で生まれ育った。そのおばあちゃんから貰った本当に大切な、掛け替えの無い物だ。家に戻り、もう一度探す、炬燵の布団をはぐる。あった。金色に輝いて、私が探して呉れるのを待っていた。思わず「神様有り難う」と叫ぶ。それほど大事なものである。心なしか顔が綻び、先程までの状態が嘘のように、うきうきした気分になった。



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