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*霞か雲か？

昨日からの雨も、昼前には小止みとなっていた。所用の後地域交流館に行く。公園の桜は八分咲き位だろうか、枝垂桜も殆ど開花しているようであるが、見たところどうも花の付きが少ないような気がする。
北側の対岸を見ると、真光寺橋の上の桜並木も、霞か雲かという感じとは、程遠い情景である。傍らで除草をしていたＩ氏に聞いたところ、「中学生の時、川岸一帯に苗木を植えたので、５０年位だっろうか、桜は寿命が６０年位だから、管理も完全でないのでもう老木だろう。」という。
子供の頃、春になると、野外写生をよくした。勿論画材は桜である。繊細に画く子、幹枝を画き、ピンクの綿菓子をその上に、まぶしたように、またピンクの霞のように画く子、さまざまであるが、いずれもびっしりと桜花爛漫の絵であった。
そのような先入観ゆえか、寒が長かったからか、曇天のせいかどうも私には花の付きが少ないように思えてならなかった。