■

*新江戸城

お江戸日本橋といえば日本の中心として、五街道の起点であり、現在も国道の起点として知られている。その橋の上を首都高速が通っているので、景観を損ねる、青空を取り戻そうという運動が実り、高速道路を取り払う検討が始まった。まさに日本文化に日の目があたるのである。日本橋の上は青空がふさわしい。
東京は六本木、浅草、秋葉原の電気街、デイズニーランドと人気の場所は多いが、京都のような観光の目玉が無い。
私は先日、日本橋の上の高速道路を取り払うお金が出せるのならば、まずは江戸城再建に回して欲しい、というコメントを見た。
おりしも花見のシーズン、私も在京時皇居のまわりを車でよく走ったが、竹橋、千鳥ケ渕、桜がたくさんあり圧巻である。勿論内外の観光客、花見客も溢れている。
そこへ高さ５０㍍の天主閣、本丸御殿を建て、障壁画、調度品も含めた、建築・美術の粋を集めれば世界に誇る江戸文化の大展示場になる。再建論もあるが、資金等問題が多く具体化していないが、観光立国をも目指す日本は、江戸城によって、内外の老若男女が楽しめ、江戸文化研究に弾みがつくなど一石二鳥にも三鳥にもなる。と。

私も思う。全国各地に城は多いが、未だに多くの観光客を集めている。皇居の黒ずんだ石垣の上に、江戸文化の粋を集めた、５０㍍の大天主が国の花、桜に囲まれた姿を想像すると、ぜひ、行ってみたい東京のいや日本の目玉である。

季節の花３００より
千鳥ケ渕のさくら