贈り物にはデジカメ

sakuraniikari2006-09-14


 周さんとは6年前に知り合った。当時彼はブローカーのようなことをしていて、一日中バイクでいい話はないか探し回り、それを必要な人に売るようなことをしていた。したがって公安、警察、商人、農民、建設関係、と人脈は広く、建設ブームに乗って、中古ダンプを購入、リサイクルレンガを人脈で集め販売するようになった。勿論運転免許は無い。警察の方面隊長が知り合いである。おいしい物にたかるのは世の常で、同業者も多くなり、いまでは彼も3人のドライバーをかかえている。得意先に贈り物というので、中国でも人気のデジカメに白羽の矢?が立ち中国の金で1200元位のものを買ってくれないかと電話があった。カメラ店で探したが日本製は無い。中国製かマレーシャ製だ。でも日本メーカーの物であれば、信用があり贈られた人の喜びが違うという。これらは中国で買えば2000元もするので依頼の電話があったのだ。中国も競争が激しく、得意を逃がさないようにするために接待などよくするが、カメラの贈り物は高価なものである。