中国

*晦夕

 明日に迫った春節に家の主は大変である。朝早くからの買出し、迎春の準備等殆どやる。買出しの食材で料理の下ごしらえ、家の飾り、餃子の具、皮を練ったり、夕方からは花火の準備打ち上げ、愚痴一つ言わず本当に良い旦那の見本である。

 餃子には、ご縁が有りますようにと縁起を担いで、具と共に五円コインを入れるらしい。どれに入っているか分からないので、取っては食いで一つでも多く当たるように、早く食べるらしい。

 この家の二神にも、いま香が焚かれいよいよ時間のかかる餃子作りが始まる。具を包むのは出来るので手伝うつもりだ。

 今から花火そうして餃子、年越しのそばならぬ除夜の餃子、新年を迎えた瞬間から花火の打ち上げと、今夜は遅くまで起きていることことになる。 それにしてももう辺りは爆竹の音で凄い。
イラクのテロか。これでは撮影は出来っこない。耳を劈く音ばぁばぁ

 新年快楽それでは良いお年を

  

まだ酒宴は続いている。酒は有名な茅台酒(MOUTAI)52度だ。乾杯乾杯で飲み干さないとまた注がれるので、飲み干すとぐっとこたえる。86歳のおばーちゃんもとてもお元気だ。

 いよいよ花火、回りも一段と大きな音を上げて炸裂爆音をあげる。お年玉を子供にあげる。日本人として恥ずかしい額は出せない。みんなの倍を弾む。子供は膝まづき参拝九杯して受け取る。出したほうもなんとなく誇らしい感じだ。

 

見てやってくださいこの花火。「来年はもっと大きなのを上げるよ」と来年の目標を視野に入れた言葉を聞く加油
 このような体験は7年前初めて中国を訪れて初めてだ。

 まだこれから12時の迎春の行事が待っている。