*涙

 約三年にわたり交流をした中国の子女が帰国することになり、歓送会に出席した。

 恐るべし中国の力、彼女たちの早期帰国は同胞の技術昂進、低賃金、低価額によりやむなく、会社の廃業が原因だ。

 日本語の学習、県内の名所案内、悩み事の相談、いろいろと手伝いをしてきたが、”日本行きを反対していた、祖父を亡くした子が、自分が悪いから亡くなったのだと思い込み打ち沈んでいた子”草刈、家のまわりの片付けをしてくれた子、思い出はつきない。

 娘であり、孫であり尽きることなく話は続き、とうとう日付が変わった。いよいよお別れだ。泣きじゃくる子、涙声の子、私も泣く、別れは本当に辛い。再見、再見、再見・・・

 順風平安 一路平安 無事帰国して幸せな将来であることを祈っている。