sakuraniikari2007-07-14

*台風での思い出

 台風接近の報に、少し怖じ気付いている。昼前から天井に雨漏りの音がする。台風の時だけ雨漏りする。

 3年前台風の時はやられた。母屋と長屋の合いの屋のビニール屋根が飛ばされ、長屋の棟かわらも吹き飛ばされた。それに母屋の雨漏り。

 台風が去り外に出ると、落ちたかわら、壊れた木戸、よそから飛んできたガラクタ、木の葉などで一人では手がつけられない有様であった。

どうしょかと思案している時に「台風はどうでしたか?」と電話をしてくれたのが中国人のYさんだった。様子を話すと、「手伝います」という。
 他に友達も連れて三人が来た。三人とも既婚女性、周りを見ただけで様子を察知、みるみる捗り、合いの屋も修理完了、大変助かった。その彼女たちも一昨年帰国、幸せな生活を送っていたが、すらっとした身体に中国服が似合い、優しくよく気が付き、独身かと思われ嫁に欲しいといわれたあのYさんが、帰国半年もたたず離婚されたという知らせがあった。原因は知らないが、多分主人が原因だろう。あの頃よく経済成長で成功した男が、離婚して金にあかして新しい女性と一緒になるのが多いと報道されていた。
 他にも離婚した人がいる。彼女は日本企業で働いているが未だに独身だ。新たに離婚の憂き目に遭っているのが、一人、相談の電話をしてくるがどうしょうもない。彼女母親がいないので相談が私にくる。

 台風で泣き、そして喜び、またあとで悲しむなんてやはり台風は来て欲しくない。願わくば消えて欲しい。台風が来るたびあのときのことが思い出される。