あぁ無常

 今日はシニアスポーツのある日だ。四月末というのに朝は少し涼しく足早に歩いていく。

 早めに着いたので仲間と話していたら、指導者の回りに会員が集まり、そうして黙祷を始めた。何事かとあわてて皆に合わせ黙祷をする。終わって会員に「誰に黙祷をしたのか」尋ねた。

 私は声が出なかった。六日前の日曜日にグランドゴルフを共に楽しみプレーをしたTさんが亡くなられたのでということだった。

 体は小柄だが歩いても早く、運動も年のわりには万能の感じの元気溌剌のオバサンだった。そのような方なので病気で亡くなるということも考えられなかった。聞くところによると、事故死だった。それも”筍を掘りに行き傾斜地をころげ落ち頭を打ったのが原因とのことだった。

 一寸先は闇、人の命のはかなさをあらためて感じた。無常なり、”朝には紅顔ありて、夕べには白骨と化す”あなかしこあなかしこ、Tさん安らかにお眠りください。合掌