忘れられないクッキー

 昼3時から買い物に行く。中国の小さな子供におもちゃをと思い、いろいろ物色する。どれを見てもMADE IN CHINA 日本製だと喜びが違うと思うが仕方ないのかなー。食べ物だってそうだし、中国製が無ければ生活出来ないようになってきた。

 買い物を済ませ帰宅が7時、真っ暗な家に入り明かりを点ける。全部戸を立てて出たので別に変わった様子は見られない。台所に入ると鍋のふたが少しあいている。「あらっ」やられたか?。あれほど厳重にあちこち塞いだのに。戸の開いていた風呂場の床を見ると、穴が開いている。洗い場の排水のすのこが跳ねあがっている。さてはいた公、外に繋がっている排水パイプから入ったのだと気づく。外のパイプに網をあて石で塞ぐ。この石をどけるようだと、よほどの怪力あきらめるしかないか。それにしても、クッキーの味が忘れられないのか、人間の気づかない抜け穴から進入した、いた公の顔が見たい。